現状と特色
慈恵医大心臓外科は新生児、未熟児を含む小児の先天性心疾患から虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、弁膜症、大動脈疾患に代表される成人心疾患を一貫して扱っております。救急部、循環器内科・循環器小児科との密接な連携のもと、日々診断および外科治療にあたっております。
総勢12名のスタッフは,成人心疾患は総括責任者として橋本和弘主任教授を中心とし、疾患別にさらに冠動脈担当として儀武路雄医長、大血管担当として長沼宏邦講師、弁膜症担当として坂本吉正准教授、ペースメーカー担当として長堀隆一講師が外来、病棟に従事しております。 先天性心疾患は森田紀代造教授を責任者として総合母子健康医療センターを中心に、小児科との連携のもと治療にあたっております。
心血管疾患の緊急手術に対しては24時間体制を整え対応いたしております。当科の心臓手術数は平成19年198例、平成20年は205例、平成21年は242例と,ここ数年間は症例数が増加傾向を示しています。これらの開心術症例以外のペースメーカー等のその他の手術はここ数年は年間30症例程度で推移しています。心臓疾患の内訳は成人疾患が60~70%、小児疾患が30~40%でここ数年変わっておりません。成人疾患の原因である糖尿病、腎疾患、高血圧を合併した患者様がほとんどであり、循環器内科、糖尿病内科、腎臓内科と連携し治療に当たっています。また、心臓手術後に入る集中治療室(ICU)は20床を有し,8名のICU専属医師,60名の看護師が心臓外科医とともに24時間体制で治療、観察しております。
