医療情報

先天性心疾患の診療内容

非チアノーゼ性心疾患

本来塞がっている部位(壁や血管)に欠損・交通(いわゆる孔があいている状態)があり、肺から心臓に戻ってきて身体へ流れていくべき血液の一部が、本来交通のないこの部位を通って再度肺に流れ込んでしまう(短絡=シャントといいます)疾患です。通常1~3ヶ所に起きていることが多く、その部位を通る血流が多い(孔が大きい)場合は頻呼吸や体重増加不良を伴い、さらには肺高血圧症に移行する可能性があります。

チアノーゼ性心疾患

チアノーゼとは、本来全身から戻ってきて肺に送られる静脈血(酸素が少ない血液)が、心臓内の形態異常により直接動脈血(酸素が多い血液)に混じって全身に送られてしまうため、身体を回る血液中の酸素の量が少なくなることによって起こる症状・所見をいいます。原因の多くは、心臓の中の弁がふさがってしまっていたり、心臓にある4つの部屋(心房、心室)と大血管とのつながりが異なってしまっていたり、あるいは複数の形態異常が合わさって起こってしまう場合(複雑心奇形)が挙げられます。

先天性弁膜症

生まれつき心臓の中にある弁に異常がある場合も、原則的にはチアノーゼはありませんが、やはり心臓を止めて弁を直す(又は取り換える)手術が必要になることがあります。

先天性大血管疾患

おもに大動脈が部分的に狭くなる病気があり、その部分を拡げる手術が必要になる場合があります(他の疾患との合併も多く見られます)。